すぐにお医者さんに連れて行ってみてもらったら、全体的に栄養失調で、脱水症状でした。片目の眼球がなくなっていて、もう一方は目ヤニで固く閉じていました。出来るだけのことをしてもらって、家に連れて帰ってきて、目をきれいに拭いて固まった目の毛とか、柔らかくしたら、かわいいグリーンの目が私を見つめていました。
仔猫用のミルクをお医者さんからもらってきた注射器の針なしのもので吸い上げて、口に入れてそっと飲ませると、なんとかコクコクと飲んでくれました。それから一週間くらいはその状態を続けましたが、次第に元気が出てきて、仔猫用の柔らかい缶詰を食べてくれるようになったのです。
これはそのころのシシィーです
お写真は、かなり回復して、仔猫用のミルクも缶詰もよく食べるようになってからのお写真です。
こんなシーちゃんもどんどんやんちゃになって、どんどん太って元気いっぱいになってくれました。
そして今、２３歳になってタイで暮らして３年が過ぎようとしています。とっても平和な毎日だったこの数日前のことです。 いつも美食家のヴィヴィ姉さんと違って、なんでもたくさん食べて、丈夫で、一本の欠けもない歯で、坊やのカリカリビスケットもガンガン食べていたシーちゃんが、いきなり食べなくなりました。猫は一歳で成猫になるそうです。そして一年ごとに４歳ずつ年を取っていくのですって。計算するとシーちゃんは人で言うと１０８歳にいつの間にかなっていたということです。
移住直前のころはこんなに毛艶もよかったんです。
先日のぐったりしたシーちゃんを改めて見ました。ずっと↑ のイメージでおばあさんという気持ちで見ていなかったけど、すっかり痩せてしまって、おばあさん猫だったんだって再認識しました。もっと食べ物に気を使ってあげたらよかったのかなぁ～；；。でもね、ずっと元気だったんです。それがこんな風にぐったりして、ご飯を口元にもっていっても食べないし、本当に心配しました。
おなかはぺっちゃんこだし、お水も飲まないので、昔ミルクをあげていたタイプの針なしの注射器で、お水をあげました。お医者さんから以前にいただいた、栄養のあるジェルもあげたりしていたんです。
だけど、どんどん元気なくなって、寝てばかりになってしまって、あ～～もう、いくらなんでも、これだけ年寄りなのだから、老衰だって仕方ないなぁって思いました。だって食べなかったらやはりまずいですよねぇ。そんな時に、ふと、二代目のティムのこと思い出しました。今のティムは三代目なのです。二代目のティムは、歯石がたまって１１歳になっときにお医者さんで麻酔かけて歯石取ったら目覚めなくなって死んじゃったんです。あの時のことを思い出しました。そういえば、ティムも毎日元気だったのに、急に食べなくなって、調べたらいっぱい歯石で、歯茎が腫れて痛くて食べられなかったのでした。でも、まさか死んじゃうなんて…・。
その時は、年齢が高い子に麻酔かけてしまったことを後悔しました。歯石がたまらない方法をとっていたらとも…。なのに、今回もそうだったのかなぁ～、日本では時々お医者さんに診てもらっていたけど、タイに来てからは何もしてなかったのです。お口が痛くて食べられないのなら、もしかしてと思って、今まであんまりおいしいからって、ご飯を食べなくなってそればかり欲しがるようになったら…などと考えて、食べさせてあげなかった液状の猫がすごく好むといわれてるおやつをあげてみました。
ちゅーるです。これって、缶詰より高いし、ほかの子がほしがって、みんなでこればかり食べたがるようになったらまずいなぁとか考えていたけど、そんなこと言ってる場合じゃないですからね。それでシーちゃんに、あげました。結論から言うと、いきなり生き返った感じです。口元にもっていったとたんに、目が「え！」って感じで、そして次にはもうかぶりつき状態！
あんまりすごいので２本目には写真を撮りました。顔がぶれてるので勢いがわかりますよね。
そしてね、２日チュールばかりあげたら、あのぐったりしてた子が、こんな風に起き上がって、ちゅーる下さいって、ねだるんです。ほかの子が、食事中なのに、缶詰にもカリカリにも目をくれません。
すごいなぁ～。栄養価の表を見たら、結構あるし、やはりお腹空いていたけど、お口が痛くて食べられなかったようです。
もう一つ、びっくりなことがあります。シーちゃんは、私の冷たい緑茶のコップに顔を突っ込んで飲み始めました。おちゃですよ～～！！お茶！。ダメと言っても、飲みたそうにします。まあ動物は、自分で体にいいものを知ってるって言いますから、利尿作用もあるしビタミンも豊富な緑茶を飲むのは、いいのかもと思って、水入れに入れてあげたら、そばにある水は飲まずに緑茶を飲みます。結構たくさん！。
↑のお写真は、ヴィヴィ姐さんが、シーちゃんの分までご飯を食べてしまったところですけど、緑茶は、半分までシーちゃんが飲んでなくなっているところです。びっくりなお話ですよ。
そして今ちゅーる下さいって、ベッドから身を乗り出して騒いでいます。あ～～～もう何でもいい
騒いでも、そればっかり食べるのでもｗ。元気なら、あなたがそばにいてくれるのなら、猫親バカの気持ちは、こんなもんなんですよｗ。
ここまで見てくださってありがとうございました。お別れにしっぽなのいるお庭の風景、貼っておきますね。お花がきれいな季節です。ハイビスカスも花開きました。乾季は２月まで続きます。
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